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オフィスの衛生管理とは? 安全な職場作りのポイントを解説

オフィスの衛生管理とは? 安全な職場作りのポイントを解説

オフィスの衛生管理は、職場を清潔に保ち、従業員の健康と安全を確保する重要な取り組みです。清潔な環境を整備することは、従業員の健康維持に繋がるだけでなく、生産性向上にも寄与します。
オフィスの衛生管理の重要性と安全な職場作りのポイントを学び、職場環境の改善に努めましょう。

オフィスの衛生管理とは?

オフィスの衛生管理とは、労働者が安全に働けるよう職場環境を整備し、労働者を保護する取り組みです。
オフィスは多くの人がひとつの空間で長時間を過ごすため、その衛生管理が極めて重要です。
たとえば、空調が整備されていない環境だった場合、そこで働く人はストレスや疲労を感じやすくなります。さらに作業がしづらいほど散らかった環境では、作業者に身体的な負担がかかります。
また、衛生的な問題点があれば、健康を害す恐れがあります。

このため、オフィスの衛生管理を徹底するための法律として「労働安全衛生法」が存在します。労働安全衛生法は、事業者に対し、労働者の健康と安全を守り、労働者にとって快適な職場環境を作ることを求めています。これらの規則を理解して良好なオフィス環境を保ちましょう。

e-GOV|労働安全衛生法

安全な職場を作るために知っておきたい二つの規則

安全な職場を作るために知っておきたい二つの規則

オフィスの衛生管理とは、職場環境を安全かつ健康的に保つための重要な取り組みです。その中でとくに押さえておきたいのは、「事務所衛生基準規則」と「労働安全衛生規則」の2点です。
これらの規則は労働者の健康と安全を守るために設けられており、オフィスの衛生管理に取り組む際に指針にできます。

1. 事務所衛生基準規則

事務所衛生基準規則は、オフィス内で適切な衛生管理を実施することで、快適な労働環境を作ることを目的として定められました。
事務所衛生基準規則で規定している項目は、温度や騒音から、洗面所やトイレまで多岐にわたります。
オフィスの環境管理や清潔環境においては、以下のような要素が定められています。

【オフィスの環境管理・調整】

  1. 空気環境:労働者1人あたりの気積(空気の体積)は10㎥以上とし、換気によって一酸化炭素の濃度を50ppm以下、二酸化炭素の濃度を5000ppm以下に保つ。
  2. 温度・湿度:室温は17℃以上28℃以下、相対湿度は40%以上70%以下を維持する。
  3. 照度:精密な作業には300ルクス以上、普通の作業には150ルクス以上、粗な作業には70ルクス以上の照明を確保する。
  4. 騒音・粉塵などの防止対策を講じる。

また、清潔環境の維持についても規則が示されています。

【清潔環境の維持】

  1. 給水・排水:適切な給水・排水設備を整える。
  2. 害虫・害獣の防除:ねずみ、昆虫などの害虫・害獣対策を行う。
  3. 廃棄物の適切な処理:ゴミの分別や適切な廃棄方法を定める。
  4. 便所・洗面の清潔:トイレや洗面所の清掃と衛生管理を行う。

e-GOV|事務所衛生基準規則

2. 労働安全衛生規則

厚生労働省は労働安全衛生法に基づき、「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」を公表しています。この指針では、快適な職場を作るために意識するべきポイントとして、以下の点を示しています。

  1. 作業環境の管理:労働者の健康と快適な作業環境のため、温度、照明、空気の質などの管理を行います。適切な環境整備は生産性や安全性にも影響を与えます。
  2. 作業方法の改善:労働者の心身の負担を軽減できるように、作業方法の見直しや効率化を図ります。無理な労働が長期的な健康への影響に繋がるため、作業プロセスの改善が重要です。
  3. 労働者の疲労回復施設・設備の設置、整備:労働者の疲労を軽減するため、適切な休憩スペースや疲労回復施設の整備を行います。仕事と休息のバランスを取ることが労働者の健康に寄与します。
  4. その他施設の維持管理:共用設備の維持管理を徹底することで、清潔な職場環境を維持します。トイレや洗面所などの施設の清掃や衛生管理に配慮することが重要です。

これらの指針を実践し、労働者の健康と安全を確保することで、より安全かつ快適な職場環境を実現できます。

厚生労働省| 事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針

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オフィスの衛生管理のポイント

オフィスの衛生管理のポイント

清潔な職場環境を整えることで、組織の生産性が向上するほか、職場の雰囲気や従業員の満足度にも好影響があります。オフィスの衛生管理に取り組む際は、以下のポイントに着目し、適切な改善を行うことが重要です。

1. 空気の清浄対策をする

以下のふたつの空気清浄対策を行いましょう。
ひとつ目は、有害物質の濃度を基準値以下に抑えることです。一酸化炭素や二酸化炭素などがオフィス内に溜まることで、労働者の健康に悪影響が及ぶ可能性があります。そのため、一酸化炭素の濃度を50ppm以下、二酸化炭素の濃度を0.5%以下に保つように対策を講じることが重要です。また、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物も空気中に存在する可能性があり、その濃度を0.1㎎/㎥以下に抑えることも必要です。

二つ目は、粉塵対策を行うことです。微細な粉塵は呼吸器系に影響を及ぼす可能性があり、長時間の曝露は健康に悪影響をもたらすことがあります。粉塵を低減するためには、業務用空気清浄機などの導入が有効です。

2. 室温・湿度管理をする

熱中症などのリスクを防ぐために、室温の管理が必要です。夏場に高温多湿の環境で働き続けると、体温調節が困難になり、熱中症になることがあります。オフィスを適切な室温(17度以上28度未満)を保つことで、労働者の体調管理をサポートし、熱中症の予防につなげることができます。

また、湿度の管理も重要です。特に冬場は室内の乾燥が進み、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが高まります。適切な湿度(相対湿度40%以上70%未満)を保つことで、ウイルスの増殖を防ぎ、労働者の健康を守ることができます。

3. 照明の管理をする

オフィスの衛生管理において、作業レベルに応じた照明の取り付けが必要です。一般的な事務作業では、労働者が快適に作業できるように300ルクス以上の照明が必要です。明るすぎる照明は目の疲労を引き起こすことがあるため、適度な明るさで作業を行うことが重要です。

一方、精密さを求められない付随的な事務作業には、150ルクス以上の照明が適しています。照度を適切に管理することで、作業の品質を維持しながら、労働者の目の負担を軽減できます。

4. 作業スペースを確保する

労働者1人あたりの作業スペースを十分に確保することは、健康と安全を守る上で欠かせません。労働者1人たりのスペースが10㎥以上であることが望ましいとされています。十分なスペースを確保することで、労働者同士の距離を適切に保つことができ、事故や感染症のリスクを軽減できます。

特にデスク周りなど、個々の作業スペースの配置には注意が必要です。作業スペースが狭く、物が散乱している状態では、労働者の作業効率が低下するだけでなく、ストレスや体の負担も増える可能性があります。整理整頓されたスペースなど快適な作業環境を確保することで、労働者は仕事に集中しやすくなります。

5. 騒音・防音・振動対策をする

騒音や振動があることで、労働者にストレスがかかったり、健康を害したりすることがあるため、大きな音や揺れは遮断すべきです。オフィスは、近隣の交通や建物、イベントによる騒音や振動から、絶えず影響を受けています。遮音壁や二重窓などを導入することで、騒音からの影響を最小限に抑え、快適な作業環境を実現可能です。

また、オフィス内で使用する機器や設備から発生する騒音についても、考慮する必要があります。低騒音機器を使用する、騒音を発する機器を5台以上同時に使用する場合は、専用の作業室を設けるなどの対策が必要です。これにより、オフィス内から発生する騒音から労働者を守ることができます。

さらに、振動は労働者の体に直接的な負荷を与えるため、音だけでなく振動に対する対策も重要です。振動吸収材を導入する、振動の発生源との距離を確保するなどの対策をとらなければいけません。

6. 給水・排水対策をする

労働者が常に水分を補給できることは、健康を維持するために不可欠です。業務用ウォーターサーバーなどを設置すれば、労働者は清潔な飲用水をいつでも飲むことができます。また、熱中症対策として、必要十分な量の冷水を確保することも大切です。

加えて、汚水が露出するなど排水設備の故障や問題が発生しないよう、予防するための対策も必要です。万が一、漏水や排水トラブルがあった場合でも、速やかに対処することで、感染症などのリスクを最小限に抑えることができます。

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ダイオーズの「クリーンケアサービス」は、オフィスの環境衛生をトータルサポートするサービスです。さまざまな業種のお客様のニーズに対応し、オフィスや店舗の快適空間作りをプロフェッショナルがサポートします。

クリーンケアサービスの大きな特長は、商品ラインアップが多彩なことです。空気清浄機レンタルや高機能浄水機ピュレストのレンタルなど、さまざまなサービスを提供しています。100畳対応のナノシードアルファや40畳対応のサイレントナノディフューザーなどの空気清浄機、水道水を生まれ変わらせる高機能浄水機なども用意しているため、自社に合ったサービスを選ぶことができます。
健康で生産的な職場環境を実現するために、ぜひダイオーズのサービスをご利用ください。

クリーンケアサービス ラインアップ

まとめ

オフィスの衛生管理のポイントを押さえるために、まず、労働安全衛生法に基づく快適な職場環境形成指針を理解することが大切です。その上で、事務所衛生基準規則と労働安全衛生規則を参照しながら、作業環境の管理・清潔維持・休養施設の確保・救急用具の備え付けなど、具体的な施策を実施していきましょう。

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