赤ちゃんのミルクは安心安全な水で作りたいですよね。ウォーターサーバーの水を使ってよいのか、そもそもウォーターサーバーの水は赤ちゃんにとって安全なのか気になっている人もいるかもしれません。そこで本記事では、ウォーターサーバーの水は赤ちゃんにとって安全かを含め、注意点、選び方などをご紹介します。
ウォーターサーバーで赤ちゃんのミルクを作るのは安全？
赤ちゃんのミルクは、できるだけ安全な水で作りたいと考えている人も多くいると思います。
結論からいうと、ウォーターサーバーの水でミルクを作ることはできます。
「赤ちゃんのミルクをミネラルウォーターで作ることができる」との共同見解が、日本小児科学会および日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会によって出されています。
ミネラルウォーターで赤ちゃんのミルクを作る際には、ミネラル分の比率が低い「軟水」を使用することを押さえておく必要があります。
赤ちゃんの消化機能や排せつ機能は完全に発達しているわけではないので、ミネラル分が多く含まれている硬水を使用すると、体に大きな負担を与えてしまいます。
上記を踏まえると、ウォーターサーバーの水は軟水が使われていることが一般的なので、ミルクを作る際に使っても乳児の体に負担がかかることがなく安心です。
参考: 日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解
離乳食を作るときにも使える？
ミルクと同様に、離乳食にもウォーターサーバーの水を使って問題はありません。 離乳食のスープやミルク以外の水分補給などの水としても、安心して使用できます。
ウォーターサーバーで赤ちゃんのミルクを作るメリット
ウォーターサーバーの水を使用してミルクを作ることには、さまざまなメリットがあります。
ここからはウォーターサーバーで赤ちゃんのミルクを作るメリットを三つ紹介します。
ミルクを作る時間を短縮できる
まずは、ミルクを準備する時間を減らせることがメリットとして挙げられます。
通常、お湯を沸かしたり冷ます必要がありますが、ウォーターサーバーではそういった手間もなく
すぐにお湯を確保できます。
忙しい子育てのなか、少しの負荷でも軽減されるのは、たいへんうれしいメリットですよね。
安全品質の水なので安心して使える
ウォーターサーバーの水は品質が安全なので、安心してミルク作りに使用できるという点もメリッ
トのひとつです。
ウォーターサーバーの水は、放射線検査や水質検査などが実施されているので、赤ちゃんにもやさ
しい安全な水だということが保証されています。
またミネラル分の少ない軟水のため、身体にも負担が少なく、健康を害する心配がありません。
ウォーターサーバーの水は、状態が把握できない水道水よりも安心して使用できるため、赤ちゃん
のミルク作りの水に向いています。
水を買いに行く手間がなくなる
今までミルクを安心な水で作るために、スーパーなどに水を買いに行っていた人にとっては、買い
物に行く手間も省けるというメリットがあります。
水は重さもあるので、毎度買って帰るというのもたいへんな作業です。出産をした後に、赤ちゃん
を連れて買い物に行くというのも重労働です。ウォーターサーバーなら自分で水を買いにいく必要
がなく、待っているだけで安全な水が家に届きます。
赤ちゃんのミルク作りに適したウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーにも、いろいろな種類があります。
この章では、赤ちゃんのミルク作りに適したウォーターサーバーの選び方を紹介します。
どれを選べば良いのか？ 自分に適したウォーターサーバーは何か？
ぜひ参考にしてみてください。
ミネラルが少ない軟水タイプを選ぶ
まずは、ミネラルの含有量が低い軟水に対応しているウォーターサーバーを選びます。
水の種類には、天然水、ピュアウォーター(RO水)、浄水の3つがあります。天然水は、自然由来の
水でミネラルを多く含んでいます。
ピュアウォーター(RO水)は、高性能かつ、ろ過率の高いフィルターで、不純物を取り除いた純水です。
浄水は、水道水をきれいに専用のフィルターでろ過した水です。
このうち、ミネラルを多く含んだ天然水は、赤ちゃんの体には負担が大きく、適していません。
ピュアウォーター(RO水)や浄水であれば、ミネラルの含有率も少なく、赤ちゃんの消化器官にも負
担がありません。
そのため、赤ちゃんが口にする水として選ぶ際には、ピュアウォーター(RO水)または浄水タイプで
あるかも確認して、ウォーターサーバーを選ぶことが重要です。
70℃以上の温度の設定が可能なタイプを選ぶ
ウォーターサーバーを選ぶときは、70℃以上のお湯を出せるものであるかも重要なポイントです。
粉ミルクの細菌を抑えるためには、お湯の温度が70℃以上である必要があります。
お湯の温度の決まりは、厚生労働省のガイドラインにも、掲載されています。
「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと。」
参考：乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン
安全性を保つためにも、70℃以上のお湯をすぐに出せるウォーターサーバーを選びましょう。
チャイルドロック機能があるタイプを選ぶ
ウォーターサーバーを選ぶときは、チャイルドロック機能があるかも確認しておく必要があります。
チャイルドロック機能が付いていないと、万が一目を離した隙に赤ちゃんがウォーターサーバー
を触ってしまって、やけどしてしまう恐れもあります。
経済産業省による事故防止策に基づいて、全てのウォーターサーバーでは、温水の出口から勝手に
お湯が出ないように設計されています。お湯に関してはチャイルドロック機能が搭載されています
が冷水は規定などがないため、チャイルドロックがされていないこともあります。
赤ちゃんが興味本位でウォーターサーバーを触り、冷水がこぼれ出てしまうというような事態にな
らないように、温水・冷水ともにチャイルドロック機能が搭載されているものを選んでおくとよい
です。
ボトル交換の手間が少ないタイプを選ぶ
水の入ったボトルを交換する手間が少ないウォーターサーバーを選ぶのもポイントのひとつです。
ボトルを自分で交換するタイプのウォーターサーバーの場合、ひとつあたり12Lほどのボトルを持
ち上げて交換しなければなりません。力に自信のない人には負荷が大きい作業になります。
水の入ったボトルをウォーターサーバーの下に収納できるタイプや、ボトルの交換が不要な浄水型
のものを選んでおくと、交換する手間を軽減できます。
ウォーターサーバーで赤ちゃんのミルクを作るときの手順と注意点
赤ちゃんのミルク作りには、ウォーターサーバーの水が安心安全で便利なので、親の心強い味方に
なってくれます。
ただ、ウォーターサーバーでどのようにミルクを作れば良いのか、どんなことに注意すべきなのか
が気になっている人もいるかと思います。
そこでここからは、ウォーターサーバーでミルクを準備するときの手順と注意点をお伝えします。
なお、粉ミルクの製品によって作り方の手順が異なる場合があります。事前に商品に記載されてい
るミルクの作り方も確認しておきましょう。
1. 哺乳瓶を消毒し、粉ミルクを入れる
まずは哺乳瓶を消毒しておきます。事前に哺乳瓶はきれいに洗っておくことが大切です。
続いて、計量スプーンで作る分量の粉ミルクを測り、哺乳瓶のなかに入れます。
2. 70℃以上の温水を約2/3程度まで入れて溶かす
粉ミルクを哺乳瓶に入れたら、ウォーターサーバーのお湯も入れ、粉ミルクを溶かします。
そして、作るミルクの分量の大体2/3まで、お湯を入れます。ウォーターサーバーのお湯の温度はウ
ォーターサーバーによって異なります。
80～90℃のものが多いのですが、中には70℃などに設定できるものもあります。細菌による病原
微生物への感染対策のため、お湯が70℃以上あるか確認しておきましょう。お湯を入れたら、ダ
マが残らないようよく振って粉ミルクを溶かします。
3. 必要な量の冷水・温水を入れる
粉ミルクを十分に溶かしたら、残りの分量の冷水またはお湯を足して調整します。冷水やお湯を入
れた後も、哺乳瓶を軽く振って馴染ませます。この時、冷水を入れることで人肌まで早く冷ますことができます。
4. 人肌になるまで冷ます
もしミルクの温度が熱いようであれば、人肌まで冷まします。人肌ほどになっているかは、ミルク
をご自身の腕の内側に垂らして確認すると分かりやすいです。
なお、作ってから2時間以上経ったミルクは、衛生面を考えて使わないようにしましょう。
ウォーターサーバーでミルクを作るなら、浄水型のPurest(ピュレスト)がおすすめ
ミルク作りに適したウォーターサーバー選びに迷っている方には、Purest(ピュレスト)の浄水型ウォ
ーターサーバーがおすすめです。
Purest(ピュレスト)のウォーターサーバーでは、水道水の水を使うため、軟水を使用できます。
また、冷水・温水・常温水に対応しており、水の温度も簡単に選択することが可能です。
他にも、お湯の温度調整機能やクリーン機能なども搭載しているため、衛生的で安心な水を補給で
きます。さらにチャイルドロックも付いているため、赤ちゃんを危険から守ります。
まとめ
赤ちゃんのミルク作りには、安心で安全なウォーターサーバーの使用がおすすめです。ウォーター
サーバーの水はミネラル分の比率が低い軟水を利用していることが一般的で、赤ちゃんの体に負担
がかかりません。
70℃以上のお湯を準備する時間を短縮できたり、買い物に行く手間も省けたりするうえ、安全な
水を使用できるので、ぜひ活用してみましょう。
